陣痛〜入院 1 日目

ちょっと長いのですが、陣痛の開始から入院 1 日目の様子です。

7 月 7 日 20 時頃
おなかの痛みが 10〜15 分間隔に。ただし、まだ痛みはそれほどでもない。

7 月 7 日 23 時頃
おなかの痛みと間隔は変わらないけれど、ちょっと不安になって病院に電話。10〜15 分間隔になったら連絡しろって書いてあったし。対応してくれた助産士さんのアドバイスにより、のんびりお風呂でも入って、日付が変わるまで様子を見ることに。

7 月 8 日 4 時頃
痛みで目が覚める。起き出して間隔を測ってみると、だいたい 10 分間隔。痛みは強くなっているけれど、まだまだがまんできないほどではない。テレビを見ながら、もうちょっと様子を見る。

7 月 8 日 6 時頃
とりあえず病院に電話。痛みの程度を伝えると、もう少し様子をみてみるように言われる。そうだよね、陣痛ってもっと痛いよね...。

7 月 8 日 8 時頃
痛みが強まってきて、間隔も 5〜10 分に。さすがにもういいだろうと思い、病院に再度電話。8 時半に外来が開くので、外来を通して入院するよう指示を受ける。

7 月 8 日 9 時頃
タクシーで病院へ。外来に行くとすでに私のカルテが届いていた。そのまま、体重・血圧測定、採尿、内診。この時点で子宮口 3 センチ大。入院するよう言われる。そのまま、外来にきている妊婦さん達の注目をあびつつ、車椅子で陣痛室へ。

7 月 8 日 9 時〜14 時頃
陣痛室で NST やその他の問診など。「日付が変わるころに生まれるといいわね」と言われ、若干気が遠くなる...。こんなに痛いのに。でも、後で考えるとこのときはまだまだ余裕だった。陣痛の合間に付き添いの夫や助産士さんと話したり、出された昼食を完食したり、ウトウトしたり。陣痛の間隔を測り続ける。だいたい 3〜7 分くらい。

7 月 8 日 14 時〜19 時頃
実は、この間の記憶があまりない...。覚えているのは痛いことだけ。それまでと段違いの痛みが数分間隔でやってくる。痛みで疲れきっているが、陣痛が始まると(後から夫に聞いたところによると)、叫んだり床に転がってみたりそこらへんのものをたたいたり、そりゃまあ大騒ぎだったとのこと(恥)。なんとなくは覚えてるんだけど。それでも、子宮口は 18 時の時点で 8 センチと言われたことだけは妙に記憶に残っている。私としてはすぐにでも産みたかったのだけど、やっぱり日付が変わるのかと覚悟を決める。

7 月 8 日 19 時頃〜20 時 38 分
時間はあいまいだが、やっと分娩室に移動。歩いて行くが、途中で陣痛が始まり、助産士さんに引きずられるようにして分娩台へ。やっと産める!と思ったのもつかの間、どうやら隣に先客がいたらしく、みんなそっちへかかりきりで、夫と二人残される。痛みで息がうまく吸えない。私が息を止めると胎児の心拍が下がるので、息だけは吸いなさいと助産士さんに何度も言われたが、どうしても息を止めてしまう。が、胎児のモニターを見つけ、見ていると、確かに私の陣痛が始まったとたんに胎児の心拍がみるみる下がっていく。一瞬ゼロになったりしてびっくりし、なんとか呼吸法を繰り返す。立会いの夫も一緒に呼吸法をやってくれたのだけど、彼は逆に吸いすぎて、過呼吸気味に。助産士さんに、「旦那さん用」と椅子を出される。そんなことをやっているうちにやっと私の番。となりでは元気な赤ちゃんの声が聞こえたので、どうやら無事生まれたらしい。よかったと思いつつ、なぜ隣の人はあまり声を出したりしないで産めたんだ... と不思議になる(後でわかったのだけど、6 人目のお産だったらしい。さすが)。お産が始まってからは、助産士さんに言われるがままにいきんだり息を吸ったり。ただ、日ごろの体力不足がたたったのか、いきみが弱いらしい。「陣痛が弱いみたい」と周りの助産士さんが話しているのが聞こえる。途中、1/3 頭が出てきたところで力を抜いてしまったら、「あー、戻ってく〜」と助産士さんの声が。これまでの痛みを無駄にしたくない一心で必死にいきむ。意識がもうろうとしてきたころ、何か大きいものが出た感覚が。多分、頭が出たのでしょう。すぐにラクになり、まだ体は出ないのかなぁと思っているところに、「ここはいきまない!」という助産士さんの声。でもいきんじゃった...。その後すぐ、「おめでとうございます!」という声で生まれたことがわかる。が、泣き声が聞こえない...。一気に不安になっていたところ、どうやらちょっとだけへその緒が首に巻きついており、のどに羊水が詰まっていて声が出なかったらしい。羊水を吸い取ってもらうと、「ほんげー」という第一声が。「あれ、おんぎゃーじゃないんだ」などとどうでもいいことを考えつつ、生まれたてのりっくんを抱っこさせてもらった。

7 月 8 日 20 時 38 分〜23 時頃
2 時間はそのまま分娩台にいることになっており、その間、最後の余計ないきみのせいでできた傷口の縫合とカンガルーケアを体験。思いっきり裂けたらしく、ざくざく縫われたのでかなり痛かったと思うのだが、あまり記憶にない。カンガルーだっこしてるりっくんがあまりにもかわいくて...。目も開いてるし、髪もなぜかふさふさ。しかも、私の胸の上で匍匐前進して何かを探している様子。もしかしておっぱい...?と思って助産士さんに聞いたら、「じゃあ吸わせてみましょう」と乳首を口に含ませてくれた。すると、ちゃんと吸ってる!これはびっくりしました。本能でわかるのでしょうが、まさか自分で探し始めるとは。そうそう、胎盤見ました。うわさどおり、レバーのかたまりみたい。あんなのがいつの間にかおなかのなかにできてたなんて、不思議。

7 月 8 日 23 時頃〜7 月 9 日 入院 1 日目
分娩台での休憩後、助産士さんに連れられて夫とりっくんと 3 人で入院する部屋へ。この病院は完全個室の母子同室なので、出産後いきなり授乳やオムツ替えなど、お母さんがお世話を開始。とりあえず、夕食を食べていないので(私に夕食が出たけれど陣痛で当然食べられず、代わりに夫が食べようとしたものの、私が大騒ぎするので食べなかったらしい)、夫がコンビニで食料を調達。これが家族 3 人水入らずの初めての夕食。深夜 1 時過ぎに夫が帰宅。私は出産の興奮がまだまだ残っていてテンションがあがっていたせいもあり、ほぼ寝ずに朝まで授乳とオムツ替え。りっくんも疲れていたのかほとんど寝ていてくれたので、たいしたお世話はせず、ほぼ顔を見ながら朝を迎える。いきなりだっこの仕方がわからず、ちょうど見回りにきてくれた助産士さんに恥ずかしながら質問。そのほかにも、オムツなんて替えたことないし、しゃっくりが止まらなくてかわいそうだし、何回ナースコールしたことか...。それでも助産士さんは逐一丁寧に教えてくれました。

7 時 実家の母に電話。今日顔を見に来てくれるとのこと。
8 時 ママ朝ごはん。りっくんが起きないか気になって、あっというまに完食。おなかすいてたし。
9 時 りっくん沐浴・検診、ママ傷口の消毒・検診
12 時 お昼を食べているところに、夫と実家の母がやってくる。午後から病院のプログラムがいくつか入っていたので、母は 20 分程度で帰ってしまった。でも、退院後 2〜3 週間手伝いにきてくれることになっているので、またゆっくり会えるものね。
13 時半 調乳指導... という名のミルク会社の説明会。粉ミルクのサンプルをくれる。
15 時 母乳指導
16 時 パパ帰宅。まだ昨日の疲れがとれないみたい。
18 時 ママ夕食。やたらたくさん出てくるのだけど、すべて完食。妊娠中のカロリー制限ってなんだったんだ...。入院して太りそう。
19 時 ママシャワー。縫われた傷口が痛いけど、さっぱり。
21 時 りっくんとママの検診
22 時〜 一応電気を消して就寝体制に入るものの、朝までオムツ替えと授乳の繰り返し。お互いにまだ慣れないし、いちいち時間がかかる。ただ、頻繁に助産士さんが巡回に来てくれるので、疑問や不安はすぐに解消できてよかった。この日の睡眠時間(こまぎれに)約 3 時間。